日刊スポーツ新聞社制定「第39回ボートレース年間三賞」表彰式が17日、東京・品川プリンスホテルで行われ、関係者40人が参列した。6年ぶり2度目の殊勲賞に輝いた毒島誠(41=群馬)をはじめ、敢闘賞の石川真二(54=福岡)、技能賞の桐生順平(38=埼玉)そして、史上初の夏冬女王となり、賞金女王に輝いた特別賞の遠藤エミ(37=滋賀)ら4人に、記念盾と賞金が贈られた。

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6年ぶり2度目となる殊勲賞を手にした毒島は、20年の技能賞獲得以来、4年ぶりの表彰の舞台に立つと「日刊スポーツさんのコラムを書かせていただいて、大変お世話になっているので、殊勲賞を受賞できて、本当にうれしいです」と、白い歯を見せた。

念願だったボートレースグランプリ(GP)を11度目の挑戦で初制覇。そんな昨年を「ずっと目標にしていた、夢だったGPを取れたのが本当にうれしくて、すてきな1年だった」と振り返る。GP制覇のため、昨年は食事制限や大好きなお酒も断って臨んでいた。「毎回打ちのめされていた。今年取れなければ、一生取れないんじゃないかと思った」。それだけの思いを込めてつかんだ、頂点の座だった。

実は6年前、殊勲賞表彰式で「40歳までは成長できると思っている」と宣言していた。ちょうど40歳でのGP制覇はまさしく有言実行。「そうですね。なので、もう進化はできません」と笑わせたが、モチベーションが尽きることはないという。「やっぱりGRANDE5(グランデファイブ)もあるので」。史上初のGRANDE5達成まで、残るSG制覇はオールスターのみ。何より、GPを制したことで、身近で支えてくれた人たちの笑顔が最大の活力源になっている。「周りのみんなが本当に喜んでくれているのがうれしいんです。ありがとうって。逆に僕が、良かったねえって言うくらい」と目を輝かせた。

ファン、支えとなる人たちがいる限り、毒島の挑戦は終わらない。レースで、そして本紙のコラムで、今年も“シン・毒島誠”を見せてくれるはずだ。

 

◆ボートレース三賞とは 日刊スポーツ新聞社が86年に創設した。公営競技の三賞ではもっとも歴史があり、殊勲、敢闘、技能に特別(主に女子から選出)の4部門がある。

殊勲賞 1節で優出した6選手にポイントを与える。17年までSG優出ポイントは9競走すべて同じだったが、18年から王者決定戦であるグランプリ優勝を100に。クラシック、オールスター、メモリアル、ダービーの4大競走Vを70にアップして集計。これらの合計点で決定する。

敢闘賞 年間連対(1、2着)回数を争う。グレード競走、一般戦に関係なく、どのレースの連対も同じ価値とする。連対回数が同じ場合は1着回数の多い選手を優先する。

技能賞 殊勲賞のようなポイント制ではなく、スタート力、ターン技術、ファンへのアピール度など選手の個性に着目する。

特別賞 主に女子選手の優秀者を選出する。