W杯(ワールドカップ)ロシア大会の代表メンバー入りを懸けた戦いが始まります。Jリーグ勢から14人、海外勢は追加招集された酒井高を含め13人。今回の「データが語るJリーグ」では、所属クラブ別に過去のW杯日本代表の人数を集計。アラカルト形式で紹介します。

 ◆海外クラブ初 現在ブンデスリーガ2部で首位のデュッセルドルフから原口と宇佐美がメンバー入りをアピールする。06年大会の大黒、10年大会の松井が所属していたフランスのグルノーブルが海外クラブで唯一、複数人輩出しているが、1大会で同時に2人がメンバー入りとなれば初。

 ◆常勝軍団 J1最多8度優勝の鹿島からは今回3人。日本がW杯に初出場した98年大会からクラブ別最多の延べ13人のW杯代表を輩出し、02年大会では1大会最多6人。前回14年大会はOBの内田と大迫がメンバー入りも、初めて所属選手を送り込むことができなかったが。今回はどうか。

 ◆前年王者 昨季のJ1王者で今季も首位に立つ川崎Fから今回3人。10年大会の川島、中村憲、稲本以来となる3人輩出なるか。

 ◆Jの名門 鹿島に次ぐ11人輩出の磐田、9人の横浜は現代表がおらず、伝統が5大会連続で途切れる可能性がある。

【石川秀和】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「データが語る」)