MF井手口陽介(21=G大阪)が、日本の6大会連続W杯出場を決定的にする代表初ゴールを決めた。

 後半37分、FW原口元気(26=ヘルタ)が左サイドでDFに奪われたボールを奪い返すと、そのまま中央に移動して、右足を振り抜いてのスーパーゴール。埼玉スタジアムのスタンドは、大きく揺れた。

 試合後、井手口はインタビューに応じ「(シュートは)枠に入ればいいかなと思った。そのまま入って良かった」と、ひと言、ひと言を絞り出すようにゴールを振り返った。

 先制点を決めたFW浅野拓磨(22=シュツットガルト)とともに、勝てばW杯本大会出場が決まる大一番で先発に大抜てきされた。井手口は「監督に、大一番で使っていただいた。結果を残すという気持ちで(ピッチに)立ったのが良かった。W杯まで、まだまだ時間はある。もっともっと自分自身成長して、また選ばれるよう満足せず頑張っていきたい」と、早くも今後を冷静に見据えていた。