日本サッカー協会の西野朗技術委員長が21日、都内で20年東京五輪の監督候補として、前広島監督の森保一氏(49)と接触したことが分かった。東京五輪の男子サッカー代表監督には、昨年のリオデジャネイロ五輪も率いたA代表の手倉森誠コーチの就任が最有力とされるが、ここに来て森保氏も候補に浮上した。

 男子代表の責任者である西野委員長との会談は極秘裏に行われた。会談内容はサッカー観や、代表チームへの思いなどを聞き取るものだったとされる。条件など具体的な話は一切話題にのぼらなかったようで、候補者を煮詰める手順を踏んでいる段階のようだ。

 7月に広島監督を退任した森保氏は現在フリーだが、J1東京も来季監督候補の1人にリストアップするなど、各方面で評価が高い。26日には日本協会の代表強化を担う技術委員会が行われる。この場で手倉森、森保両氏の名前が候補として出てくる可能性もある。