東京五輪世代で構成されるU-20(20歳以下)日本代表のタイ遠征メンバーが30日、東京・JFAハウスで発表され、森保一監督(49)が会見した。10月の就任後、初陣として国際親善大会のM-150杯(9~15日、ブリラム)に参戦。東京世代の主軸が出場した5月のU-20W杯メンバーから1人も選ばず「この年代の可能性のある選手を見ていく」と、まずは戦力把握に着手する。

 DF登録は5人だけで全員180センチ超。広島時代の基本陣形だった3バックを試すのか質問されると「監督経験の中で多かったものなので(導入を)考えている」と明言。一方で、柔軟にも対応するため「戦術浸透は簡単ではない。できる限りコミュニケーションを取りたい」とピッチ外の時間も有効活用する。

 FW登録の3人は全員大学生と新顔だらけ。「直接見た選手も推薦された選手もいる」という状況の中、2年半後の東京五輪へ手探りで船出する。【木下淳】