北海道コンサドーレ札幌のFW菅大輝(19)が森保ジャパン初陣でのアピールを誓う。11月30日、日本協会が発表したM-150杯(9日開幕、タイ)に出場するU-20日本代表のメンバーに選出された。各年代別代表に選ばれている期待の道産子は「久しぶりに入れたので、うれしいって気持ちと、しっかりアピールしたいって気持ち」と気合を入れる。

 20年東京五輪を率いる森保監督の就任後初めての試合。大会の活躍が3年後につながり、さらにA代表入りの足がかりとなる。「与えられたところで結果を出す」。ポジションにこだわらず「自分の持ち味は積極性。出していければいいかな」と、果敢に攻め込む。

 昨季クラブ史上最年少の17歳でスタメンデビューを果たした。2年目の今季、8月のC大阪戦でJ初ゴールを刻んだ。前節G大阪戦で先制点をアシストした。この日は明日2日の最終節鳥栖戦(札幌ドーム)に向けた紅白戦で主力組に入り、調整した。確かな成長を見せた今季の締めくくり。「結果にこだわりたい」と、12試合ぶりの先発出場に意欲を見せた。日の丸を背負う前に、自らの仕事をやり遂げる。【保坂果那】

 ◆菅大輝(すが・だいき)1998年(平10)9月10日、小樽市生まれ。3歳でサッカーを始め、小樽高島小-小樽末広中-小樽水産高を経て飛鳥未来高に編入し卒業。札幌U-18所属だった16年4月から2種登録され、同年4月3日町田戦でJリーグデビュー。今季からトップチームに昇格し、22試合1得点(J通算27試合1得点)。代表はU-15からU-19まで毎年選出。血液型AB。利き足は左足。171センチ、69キロ。