なでしこジャパン(FIFAランキング9位)が、アイスランド(同20位)を2-1で下し、通算成績を1勝1敗とした。
初戦でオランダに2-6と大敗したなでしこはスタメンを10人入れ替え今大会うれしい初勝利。試合を終えた高倉麻子監督は「前半、割といいリズムで試合が進んでいたなと感じたが、芝が…。ボールが滑らずゴールまで持ち込めなかった。後半スイッチが入らず失点してしまった。苦しい流れとなったが、みんな戦ってくれた。勝ち切れたのは良かった。課題を見つけながら成長し、経験値を上げていく。勝ったことは1つの財産」とコメントした。
初戦の大敗を払しょくするかのように、なでしこが先手を取った。前半15分、右サイドからDF清水梨紗のゴール前のクロスにFW菅沢優衣香が右足を合わせて先制ゴールを奪った。
アイスランドも反撃。後半29分、左CKからゴール前のこぼれ球を後半から出場のDFビゴスドッティルに決められ同点とされた。
なでしこは同40分、右ショートコーナーから後半途中出場のMF中島依美がゴール前にクロス、DF宇津木瑠美が相手と競り合いながら頭で合わせて勝ち越しゴールを奪った。
初戦でオランダに2-6と大敗したなでしこが今大会初勝利を挙げ、5日にデンマークと対戦する。