W杯ロシア大会の日本代表DF吉田麻也(29=サウサンプトン)が29日、羽田空港からイギリスへと出国した。

 W杯が終わり、約3週間のオフをとり「例年より、比較的長くオフをいただけて、家族と旅行したり実家に帰ったり。いつもは名残惜しく日本をたつのですが、今回はある程度休みをもらえたので、はやくイギリスに帰ってプレーしたいなと言う気持ちになっています」と戦闘モード。

 1週間前から2週間後に開幕するリーグ戦に備えトレーニングも開始したことを明かし「フィジカル面だけでなく精神面でも準備ができて、しっかり充電して次に挑める。チームの競争も打ち勝っていけるように頑張っていきたい」と意欲を示した。

 日本代表は森保一監督の就任が決定。「広島で3回優勝している。どのチームでもどんなリーグでも3度優勝するのは簡単なことではない。非常に優秀な監督であることは間違いないと思う」とし「僕たちがここからカタールに向けて、もう1つ上にいくためには、選手も協会も、指導者の皆さんも全員がレベルアップしなければいけない。ともに高いところを目指して上に行けるように高め合っていきたいと思います」と話した。

 森保監督は東京五輪の監督との兼任で、既にDF長友ら数人がオーバーエージ(OA)に立候補したことを明かしている。吉田は「特に(笑い)」と控えめだった。五輪はサッカーにとっては23歳以下の大会であることを強調し「1人でも多くの選手がA代表に絡める活躍をして今後につなげていってほしいし、僕らもその競争の中でA代表に残るために打ち勝っていかないといけない。その後で、もしかしたら、数名がオーバーエージで大会に参加することになるかもしれないですが、何人かの選手が(立候補を)しゃべっていると思いますが、あまりしゃしゃり出ずに、おとなしくしていましょう、と言いたいです(笑い)」と持論を展開した。