ワールドカップ(W杯)ロシア大会の日本代表MF本田圭佑(32)が2日、インターネットテレビ局AbemaTVのニュース番組「AbemaPrime」(月~金曜午後9時)に生出演した。

 本田は放送で、注目の移籍先について「前向きに話しているクラブは、報道で出ているクラブだと思います」と、オーストラリアAリーグのメルボルン・ビクトリー加入が秒読みとなっていることを示唆した。出演の最後に、改めてその件について聞かれると「Yesです。何事も交渉は最後まで分からないので、待っといてもらえると、うれしいです」と再度、メルボルン・ビクトリー入りについて前向きに語った。

 また代表引退についても言及。「最後のW杯だと自分の中で決めていたので、後悔したくない。全力を尽くそうと思った。行く前の皆さんの評価は、そこまで高くなかったので、ベスト16に行って評価されたのはうれしいし、選手たちは頑張ったかいがありますけど。もっと上を目指せたチームなのは間違いない」と語った。

 その上で「僕以外の全員が、もっと上に挑戦したかったのじゃないかなと。僕はやることは全てやった上で、ベルギー戦でも短い時間でゴールを奪いにいって、奪えなかったのは受け止めなくてはならない。全力出したけど結果を出なかったのは身を引くという部分では、何らかのメッセージだったのでは。僕自身は悔いはありません」と、7月3日に2-3で逆転負けしたベルギー戦で心に区切りを付けたことを明かした。

 本田は「日本人として日本の代表として海外でケンカみたいなものをし続けたので、評価してもらうための僕なりの表現の仕方…今回のW杯もそうだと思います。いい時も悪い時もあった、3回のW杯を経験して考えている。サッカー選手だけでなく、サッカーファン、日本国民の皆さんに少しでも喜んでもれたかなという意味では、次のW杯が大事になってくるかなと思います」とも語った。

 そして番組の最後で「これに懲りず、本田ワールドを知りたかったらライブ(生中継)に来て下さい。僕は、また新たな1歩を踏み出します。引き続き、本田圭佑の挑戦を楽しみにしてください、間違いなくサプライズを起こします」と宣言した。