世界5位を相手に、「半端ない」ゴールが生まれた。日本代表FW大迫勇也(28=ブレーメン)は、1-1の同点で迎えた前半36分、気迫あふれるシュートで勝ち越し弾を決めた。

MF堂安が粘りに粘ってゴール前に進出。ボールを受けたMF中島がDFを1人はがし、右足から強烈なミドル。弾道は急激なカーブを描くが、GKムスレラは完璧に反応していた。しかし、そのファインセーブをも予期していた大迫は、ベストポジションでこぼれ球を受けると、間髪入れずに右足で打つ。体勢が崩れて慌てるムスレラに容赦ないシュートを浴びせ、チーム2点目を決めた。

激しく拳を振り、チームメートに存在感を示す。この試合では前半19分、33分といずれもチャンスで、大迫のシュートは大きく枠を外れ、「半端ない」大迫としては物足りない場面が続いていた。

W杯ロシア大会ではコロンビア戦でのゴールが決勝点となり、チームの快進撃の原動力となった。その場面も、1-1の均衡を破る、チームを勝たせる得点だった。格上ウルグアイから奪った大迫のゴールは、森保ジャパンの融合への期待を感じさせるものとなった。