ビーチサッカーのワールドカップ(W杯)パラグアイ大会で過去最高成績に並ぶ4位に入った日本代表が4日、成田空港へ帰国した。

主将として出場した茂怜羅オズ(33=東京V)は大会MVPを獲得。トロフィーを手に到着ロビーに姿を見せた。ポルトガルとの3位決定戦を終えたあとに決勝戦をスタンド観戦し、帰ろうとした際に受賞を伝えられたという。「メダルを取れたらよかったですが。(MVPは)私だけでなくみんなのものです」と話した。

チームを率いたラモス瑠偉監督(62)について「かがみのような存在」と表現した。日本国籍を取得し、日本代表として日本サッカーの発展に大きく貢献したラモス監督。茂怜羅が日本国籍を取得した際も、困ったことがあったときには常にサポートしてくれたという。「僕も同じように、ビーチサッカーで監督のような道を目指している。監督がやったことにはまだまだ(届かない)」と、日本のビーチサッカーの発展にこれからも力を注ぎたい気持ちを口にした。

2年に1度開催される同大会。今回ベスト4に入ったことで、ロシアで行われる次回大会では「優勝を目指せる」と茂怜羅は言った。「(ラモス監督と)一緒にW杯で優勝できたら一番いいですね」と、笑顔で次なる目標を語った。