英紙デーリーメールはFIFAワールドカップ(W杯)北中米大会(6月11日開幕)が開催される米国で数十年ぶりにはしかが流行する最悪の年となり、W杯に参加するチームすべてに警告が行われていると報じた。

同紙によると米国では昨年、1991年以来最も多くのはしかの症例が報告されていて、この20年では年間180件ほどだったものが、公式に記録されただけでも2144件。今年はさらに高いペースで増え続けていて5月21日現在ですでに1952件。報告されていない症例も含めると、さらにその数は多いと考えられている。

イングランドが6月17日に初戦を行うテキサス州は米国で最も患者が多い地域のひとつで、試合会場の近くでも感染者が確認された。また代表チームが宿泊するホテルのあるミズーリ州でも発症者が出たという。数万人の観客が入るスタジアムでは、感染力の高いはしかは、さらに猛威をふるうとされている。

同紙は米国の専門家の「W杯に参加するチームは健康に関する厳重なチェックが行われているからこそ、選手やチーム関係者の症例が確認される可能性が高い。その場合、はしかの症状が出るころにはすでに他の人が感染している」との声を紹介。ただイングランド代表チームのはしか対策は不明で、国際サッカー連盟も単に警告を出しているにすぎないとしている。