日本代表DF吉田麻也(32=サンプドリア)が28日、ワールドカップ(W杯)アジア2次予選モンゴル戦(30日、北九州)に向け、オンライン取材に応じた。

25日の韓国との国際親善試合は3-0で完勝したが、森保ジャパンの主将は「大勝の後は気持ち的に緩みがちになる。そこをどれだけ締められるか。(モンゴル戦は)実力差はあると思うが、目の前の試合に勝つこと以上にW杯で結果を残すこと。韓国戦や、メキシコ戦で出た課題を克服し、成長していくことが大事になる」と力を込めた。

韓国戦の後半はボールを失うシーンも少なくなかったが、これも「本番」を意識した戦い方だったと強調。「点差が開いて、あえてトライをしたところもある。本番ならもっと蹴るだろうが、今トライしないと、成長もない。本番ではワンプレー、ワンプレーの時間で疲労度も変わってくる。1個、2個とつないで時間を稼ぎ、FWに競らせて時間をつくるだけで、全然違ってくる」と説明した。

冨安とのセリエAでプレーする、センターバックコンビは試合を重ねるごとに、安定感を増している。過去2大会を経験したW杯を見据え、吉田は「もっと強い相手とやって難しい試合を乗り越えることがDFには大事になっていく。センターバックだけではないが、予選を通して、強固なものを作りあげていくことが大事だと思う」と話した。