なでしこジャパンの1年1カ月ぶりの対外試合で、18歳のMF木下桃香(日テレ)ら3選手がデビューした。

木下は後半40分から出場。後半ロスタイムにはMF籾木のゴールをアシストした。「デビューして、東京五輪やなでしこジャパンにこれからも選ばれていきたい思いが強くなった。もう1試合(11日のパナマ戦)国立であるので、少しでも出て、みなさんの心に残るプレー、面白いプレーをしたい」と、五輪メンバー入りへの思いを強めた。

高倉監督も「彼女の戦術眼や技術の高さで、ワンプレーでゴールにつなげられるパスやシュートがある。まだまだできることはあると思う」と、さらなる伸びしろに期待を寄せた。

28歳のFW浜田遥(マイナビ仙台)は後半21分からピッチに立った。相手守備陣の裏を取る動きで前線をかき乱し、ゴールこそなかったものの、持ち味をアピールした。

MF北村菜々美(21=日テレ)は、デビュー戦で先発出場。本職はサイドバックで、五輪メンバーに求められる「複数のポジションをこなせること」を証明した。

この日出番のなかったGKスタンボー華(22=大宮)、MF塩越柚歩(23=浦和)、MF水谷有希(24=浦和)は、11日のパナマ戦でのプレーに期待がかかる。【杉山理紗】