サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は21日から、東京オリンピック(五輪)に向けた合宿を千葉県内でスタートさせる。

7月21日のカナダとの初戦まで、ちょうど1カ月となった。初日の練習を前に取材に応じた高倉麻子監督(53)は「この1カ月~2カ月は、早いな、という感じでずっと来ていた。コンディション調整含めて順序立てて、細かく気を使って進めたい。さらにあっという間なんじゃないかと思う」と話した。いよいよ1カ月後に迫った東京五輪に向けて、実りある時間をつくっていく。

初戦までの間、短い休みを挟みながら、海外組を含めた選手全員で国内調整を行う。指揮官は合宿の目的として、これまでに出た課題の修正などに加えて「五輪使用に強度を上げないといけないし、絶対にけが人をださない、コンディションの部分を大事にしたい」と掲げた。期間中には男子高校生との練習試合も予定しており、フィジカルの強い海外選手との対戦を想定した調整を進めていく。