悪夢は、またも起きた。日本が最終予選の初戦に敗れた。後半43分。左サイドを突破された。クロスからニアサイドで合わせられ、ボールはファーサイドのネットを揺らした。森保監督は「セカンドボールの処理というもの…。最後はうまく処理できず、失点につながったと思う。試合前から気を付けていたことではあるけど」と言った。この試合までに、全体練習は1回のみだったが、森保監督は「ここを言い訳にするつもりはありません」と言った。「いろんな反省がありますが、反省を取り返さないといけない」と厳しい表情だった。

あの日が思い起こされる。16年9月1日。埼玉の地で行われたロシア大会のアジア最終予選初戦。日本はMF本田圭佑の得点で先制しながら、UAEに逆転負けを喫した。ただ、そこから巻き返し、結果的に6勝2敗2分でグループ1位に返り咲き、本大会の切符をつかんだ。森保監督は「ロシアでの(最終予選)初戦を落としたことの経験を持っている選手もいるし、そこを踏まえて、最善の力を出そうと思っていた。貴緊張感もあったかと思うが、100%の力を発揮するという、選手は同じ心構えで準備してくれた」とフォローした。やるしかない。

◆大阪でのW杯最終予選 6月の2次予選もパナスタで2試合行われたが、最終予選の大阪開催は今回が初。93年のJ発足後は東京・国立で4試合(2勝1分け1敗)、横浜・日産スタジアムで3試合(1勝2分け)、埼玉スタジアムで最多13試合(10勝2分け1敗)。14年ブラジル大会と18年ロシア大会のホームでの最終予選9試合は全て埼スタで行われ、埼玉以外は09年6月10日のカタール戦での日産スタ以来12年ぶり。埼スタでは不敗神話もあり、前回の最終予選初戦(16年9月1日)UAE戦で敗れたことで、不敗神話は18試合で途切れた。