サッカーのW杯カタール大会アジア最終予選で、日本代表のアウェー、ベトナム戦(11月11日、日本時間午後9時開始)が有観客になることが25日、分かった。

ベトナムのホーム戦は無観客で行われてきたが、新型コロナウイルスの感染者数の減少もあり、日本戦から観客を収容定員の3分の1となる約1万2000人まで入れることになった。

サッカー熱の高いベトナムはW杯最終予選に初進出したことで、国民は盛り上がっている。4戦4敗と苦戦中だが、1万人以上のサポーターの声援は心強い後押しになりそうだ。日本から応援に駆けつけることも可能だが、入国後2週間の隔離が義務づけられており、極めて限られた人数になりそう。0-1で敗れた7日のサウジアラビア戦同様、相手サポーターが詰めかけた中での戦いになる。

4戦2勝2敗の日本は予選突破のために、11月16日のオマーン戦を含め、アウェー2連戦での勝ち点6獲得は必須の状況。日本協会の田嶋幸三会長は「時間が取れたので、現地で応援したい」と、予選では初めてアウェー戦に駆けつける予定。引き分け以下となれば、12日のオーストラリア戦に続き、森保監督の去就問題が再燃しそうだ。