日本サッカー協会(JFA)の田嶋幸三会長(63)が27日、埼玉県庁を訪れ、来年1月以降に予定されているW杯アジア最終予選のホーム3試合について、埼玉スタジアムでの開催を要望する文書を大野元裕知事に提出した。

予定されている試合は1月27日の中国戦、2月1日のサウジアラビア戦、3月29日のベトナム戦。しかし同時期に埼スタでは芝生の張り替え作業などが予定されている。田嶋会長はかねてから「埼スタでやりたいという気持ちが一番強い」と、強い希望を口にしてきた。

大野知事との面会後に取材対応した田嶋会長は「これから県庁内で議論をいただいて、しかるべきタイミングでご返答をいただけると思っている」と語った。

W杯予選が埼スタで開催された時の戦績は21勝3分け1敗と、まさに日本代表にとってはホームスタジアムと言える場所。現在4試合を終えて2勝2敗のB組4位とW杯出場へ厳しい戦いが続いているだけに、「最終戦を含む終盤戦を埼スタで」という日本協会の思いは強い。