日本サッカー協会(JFA)の臨時理事会が15日に行われ、東京・文京区に保有している自社ビル「JFAハウス」を売却することが決定した。

終了後に取材対応した同協会の須原清貴専務理事が「近日中に、三井不動産レジデンシャル株式会社と売買契約を結ぶ」と話した。売却金額は非公開だが、須原専務理事は「100億円を超える売買契約になる」とした。

日本サッカーの本丸ともいえる、JFAハウスとは?

◆地上11階、地下3階建て JR御茶ノ水駅から歩いて約10分。文京区のサッカー通りにある。

◆かつては監督室も かつて日本代表を指揮したハリルホジッチ監督の時代は「監督室」があり、ほぼ毎日、出勤していた。ただ、千葉・幕張に日本代表の虎の穴「JFA夢フィールド」が完成してからは、森保監督ら代表スタッフの拠点は、引っ越した。

◆最上階には日本サッカー協会の幹部が 11階と10階の2フロアは、日本サッカー協会が。

◆9階にJリーグ Jリーグの本部もここ。

◆サッカー関連団体もズラリ 今季はカズ(三浦知良)がプレーする日本フットボールリーグ(JFL)やFリーグ、関東サッカー協会、東京都サッカー協会などが本部を置いている。

◆西鉄旅行も 東京法人支店を構えている。同社は日本サッカー協会との縁が深く、日本代表の遠征などにかかわることもある。

◆殿堂も 地下には日本サッカーミュージアムや日本サッカー殿堂もある。