6日にサッカー日本代表と対戦するブラジル代表が5日、前日会見を行った。

チッチ監督は「明日は非常に重要な試合。W杯にふさわしい2チームが対戦する」と冒頭で切り出した。18年W杯では、決勝トーナメント1回戦で日本がベルギーに勝てば、準々決勝で対戦する可能性があった。当時を振り返り。「(1回戦で)メキシコに勝利した後、日本はベルギーとベスト16であたっており、2ー0でベルギーに勝っていました。次の試合では日本とブラジルが対戦することになってました。何が言いたいかと言いますと、W杯で対戦するレベルの2つのチームということです」と言及した。

会見には横浜F、柏、広島で活躍し、90年代のブラジル代表の中盤を支えたセザール・サンパイオ氏がコーチとして列席。日本についての分析担当として、評価を述べた。

「まずですね、日本のW杯の当確を、森保監督に『おめでとうございます』と申します」とたたえた。「非常にバランスの取れたチーム。特に守備が強固。吉田選手、長友選手、遠藤選手。遠藤選手はとてもポジショニングが強いと分析してます。前線もクリエイティブ。とりわけ南野はテクニックが高く、伊東選手は一対一に強いですね」と個人名を出して警戒した。

日本にも縁深い同コーチ。「明日は非常に素晴らしい試合になる。テクニックを重視して勝利目指す、似たようなチームです。見た人はみな幸せな気分になると思います」と笑顔で予告した。