日本代表に初選出されたMF/FW西村拓真(25=横浜)が、デビュー戦で2得点を決めた。

4-2-3-1のトップ下で、スタメン出場。前半22分にペナルティーエリア内でボールを受けると、相手2人に囲まれながら右足でゴール右へ。同40分には、ペナルティーエリア手前から、左足でドライブ回転のミドルシュートを突き刺した。

試合後のオンライン取材に応じ「結果が出たことは良かったけど、いつも通りやることを意識していた。まだまだですけど、表現は出来たかな」と振り返った。

初の日の丸。「そこまで緊張はしなかったけど、国歌斉唱は燃え上がるものがありました」と、かみしめた。スタメンの11人中、横浜の選手は西村含めて5人。「あれだけマリノスの選手がいるのは、自分にとってありがたかったし。だからこそ、やっていることを表現しようと試合に入りました」と笑った。

逆転でのW杯メンバー入りへ、さらにアピールを続けていく。同じトップ下では、海外組の久保、鎌田ら多くのライバルがひしめくが、西村は「自分は自分。他の選手とは違いますし、監督がそこを理解して、呼んでくれていると思う。自分のプレーを出すことが、チームの力になれると思っている」と言った。「チーム内の競争は意識していない」。目の前のプレー、試合に集中し、結果を残していく。