次は~豊田~豊田~。東京駅、名古屋駅には止まりませんので、ご注意を。東アジアE-1選手権で活動中の日本代表は23日、24日の中国戦、27日の韓国戦(ともに豊田ス)へ向けて千葉県内の宿舎を出発した。行き先は、愛知・豊田市。東京駅ではない。通常ならば、東京駅までバスで移動し、そこから名古屋駅まで新幹線を利用。名古屋駅からバスで豊田市に入るが、関係者も「聞いたことがない」と言う、異例のバス移動。約4時間の道のりで、無事に豊田市内の宿舎に入った。

時代に合ったロード。この日の、新型コロナウイルスの新規感染者は、過去最多の20万975人。Jリーグはもちろん、プロ野球界でも、コロナは猛威を振るう。だからこその「非接触型」移動。関係者は「感染のリスクも抑えられる。そこまで時間差はない」。千葉~東京までバスで約30分、東京~名古屋の新幹線は約1時間30分、名古屋から豊田市まで、バスで約1時間。もろもろ含めて、約3時間要する。直行バス便と、大差はない。

「JFA`S DREAM」が東海道を走った。選手を乗せた大型バスは、青を基調とした、日本代表エンブレムが描かれた、各カテゴリーが移動時に使用するオフィシャルチームバス。今回の移動に際しては、チームスタッフが事前に、シミュレーションを敢行。大型バス専用の休憩所があるサービスエリア(SA)も確認するなど、出来るだけ接触のリスクを減らしたルートを決めた。

千葉~豊田までのノンストップ移動。日本代表は、コロナに打ち勝ち、W杯メンバーへの生き残りに向けて、最大限の環境を確保する。【栗田尚樹】