なでしこジャパン(サッカー女子日本代表)の池田太監督(52)が来夏のワールドカップ(W杯)を見据え、新たなオプションに取り掛かった。

この日はこれまでの4バックではなく、3バックを採用。池田監督体制で初めての試みで、スタメンは右ウイングバックにDF清水、左にMF北村が入った。

準備期間が短い中で取り組み、池田監督は「1つ自分たちのプレーの幅を広げる、チームとしても個人としてもということで、新しいシステムにして戦った。そこに向けての選手の取り組みは非常に満足している」と振り返った。

来年7月に開幕するW杯に向けて、新たなオプションは池田監督の頭の中にずっとあった。「W杯を戦う上で、相手に対して今回のシステムがマッチアップに有効になるかもしれない。対戦相手に対して、どちらで準備するか分からないように、選択肢を我々が持つところも、このシステム、いろんな形をトライしていこうと思ったところ」。

前半は慣れない部分も多く、ゴールへ向かうシーンが少なくなってしまったが、後半になるにつれて徐々に順応。結果、無失点に抑え2-0で勝利した。

今回の活動は、9日ニュージーランド戦との2試合。さまざまなチャレンジで、チームとしての幅を広げていく。

【なでしこ】日本ーナイジェリア/ライブ速報