昨年のFIFAワールドカップ(W杯)カタール大会で、目標のベスト8にあと1歩及ばなかったものの16強入りした日本代表の主将、吉田麻也(シャルケ)と板倉滉(ボルシアMG)の両DFが22日深夜、日本テレビの「Going! Sports&News」に出演した。

吉田がともに日本代表で戦った槙野智章さんがドイツで2人を直撃する企画。引退して間もない槙野さんの最大の武器でもある話術で、DF、センターバックとしてプレーする共通点ある3人での会話は、大いに盛り上がったようだ。

吉田は最後に、今後について問われ「まずはアジア・カップから。次は、アジア・カップを取り返すことしか、考えていない」と日本代表として戦い続ける意思をはっきりと口にした。

昨年のW杯でクロアチアに敗れた直後は、自身の今後の代表活動について「何も考えていません」と未定とし「これから」と話していた。

今月18日には、日本プロサッカー選手会(JPFA)の会長の立場で、選手間で選ぶ新設の「JPFAアワード」の受賞者を発表後にオンライン会見。新たに日本代表に加わる前田遼一新コーチについて「遼一さん(前田)は選手として一緒に過ごした時間が長い。また代表で(一緒に)やれる可能性があるのは、新鮮だなと思う」。自身の代表選手としての去就について、踏み込んだともとれる発言をしていた。

絶対的な信頼関係で結ばれた日本代表の森保一監督の続投が昨年末に正式に決まった。頼れる主将もはっきりと、代表への思いを口にした。

次回アジア・カップは開催国のカタールが、24年1月の開催を望んでいるとされる。