今年7月開幕のサッカー女子ワールドカップ(W杯、オーストラリア、ニュージーランド共催)のトロフィーツアーイベントが25日に都内で行われ、世界に先駆けてトロフィーが日本で公開された。

黒い幕に隠されていたトロフィーをお披露目したのは、11年女子ワールドカップ(W杯)優勝のレジェンド、澤穂希さん(44)と宮間あやさん(38)。黄金のトロフィーを前に、澤さんは「本当に女子サッカーに携わってくれた全て方の気持ちが入ったことあったので、その分重かったです」と優勝した当時を振り返った。

トロフィーに触れられるのは、過去の優勝メンバーや監督など優勝国の限られた人だけ。この日は澤さん、宮間さん、11年W杯時の監督だった佐々木則夫女子委員長(64)が、直接トロフィーを手にした。

今年のW杯出場を目指すFW植木理子(23)は「W杯は特別な場所であり、特別なものであると再認識できた。W杯で優勝することは本当に大切で、簡単なことじゃないと思う」と実感。今大会のなでしこジャパンを率いる池田太監督(52)も「トロフィー触りたいな、掲げたいなと思いました。リフトアップしているイメージ持ちながら、7月の本大会に向けて準備していきたい」と力を込めた。

トロフィーツアーは日本でスタートした後、W杯に出場する全32カ国を巡る予定。