新生森保ジャパンの初陣は、南米の強豪に追い付いての引き分けだった。「チーム全体で新たなものをつくること」と話した森保一監督の下で、再チャレンジへの第1歩を踏み出した。

22年ワールドカップ(W杯)カタール大会後、初めての実戦に国立競技場には6万1855人が集結。指揮官の狙いはピタリと当たった。西村には「サイドからいいボールが入るから、クロスに合わせるように」と伝え、伊東からのアシストで得点した。

ただ、世代交代やチーム戦術のグレードアップなど、今後に向けて課題は多い。前日、森保監督は「これまでの積み上げと、26年W杯向けてのチャレンジ」をテーマに掲げた。これまでチームを支えた「いい守りからいい攻撃」を維持し、主導権を握る時間帯を増やしたかった。「ボールを奪ってからつなげるところを修正したい」と28日のコロンビア戦と3年後のW杯へ、改善点を口にした。