日本代表(FIFAランキング20位)はMF三笘薫(ブライトン)のヘディングシュートで先制しながら、コロンビア(同17位)に1-2と逆転負けした。

森保一監督は、24日のウルグアイ戦(1-1)から先発メンバー4人を入れ替えた。DFバングーナガンデ佳史扶(かしーふ、FC東京)が初出場。鎌田大地(アイントラハト・フランクフルト)をボランチに下げ、トップ下に西村拓真(横浜)を起用。1トップには町野修斗(湘南)を据えた。対するコロンビアは大黒柱のMFハメス・ロドリゲス(オリンピアコス)をベンチメンバーからも外した。

日本は前半3分、左サイドの三笘がゴール前に入り、MF守田英正のクロスボールに対して相手選手より先に跳び、打点の高いヘディングシュートをゴール左隅に突き刺した。三笘は国際Aマッチ15試合で6点目。プレミアリーグでブレークする飛ぶ鳥落とす25歳が、森保ジャパンでもそのプレーの一端を披露した。

前半33分に1-1の同点に追いつかれた。DFマチャドに左サイドの突破を許し、ペナルティーエリア左からのクロスをアストン・ビラ所属の19歳FWデュランがダイレクトで左足シュート。ゴール左に流し込んだ。GKシュミット・ダニエルはコースを読んで反応したが、防ぐことはできなかった。

同点で折り返すと、森保監督は積極的に動いた。後半開始から鎌田からMF遠藤航(シュツットガルト)、町野からFW上田綺世(セルクル・ブリュージュ)に交代。同9分には先制点の三笘から堂安律(フライブルク)、同14分に西村から久保建英、バイグーナガンデから瀬古歩夢(グラスホッパー)にスイッチした。

後半16分、自陣に浮いたボールをコロンビアFWボレにオーバーヘッドで豪快かつ華麗にたたき込まれた。相手を褒めるしかない一撃を浴び1-2とリードを許した。

日本は後半21分、左サイドで伊東からのヒールパスから守田が縦に抜けてクロスボールを入れ、ゴール前の上田が打点の高いヘディングシュート。だがコロンビアGKバルガスのファインセーブにゴールライン上で阻まれた。

後半33分に守田に代えて浅野拓磨(ボーフム)を投入し、より攻撃的な体勢を強めた。スペインリーグで活躍する久保が個人技を発揮する場面もあったが、追いつくことはできず。1-2で敗れ、ワールドカップ(W杯)カタール大会後、最初の代表活動は1分け1敗という結果に終わった。

<得点経過>

【前半3分】三笘=日本

【前半33分】デュラン=コロンビア

【後半16分】ボレ=コロンビア

<日本メンバー>

▽GK

シュミット・ダニエル(シントトロイデン)

▽DF

伊藤洋輝(シュツットガルト)

バングーナガンデ佳史扶(FC東京)→瀬古歩夢

板倉滉(ボルシアMG)

菅原由勢(AZ)

▽MF

守田英正(スポルティング)→浅野拓磨(ボーフム)

伊東純也(スタッド・ランス)

鎌田大地(Eフランクフルト)→遠藤航(シュツットガルト)

西村拓真(横浜)→久保建英(Rソシエダード)

三笘薫(ブライトン)→堂安律(フライブルク)

▽FW

町野修斗(湘南)→上田綺世(セルクル・ブリュージュ)