アメリカ遠征(U-22(22歳以下)メキシコ代表、同アメリカ代表)に臨んでいたU-22日本代表が19日、千葉・成田空港に帰国した。
取材に応じた大岩剛監督は、「非常にいい2試合だったのかなっていう。いろんな意味で、我々にとって有益な2試合だったのかなと思います」と充実の表情で振り返った。
今回の遠征で、メキシコには4-1で勝利したが、アメリカには1-4で敗れた。アメリカ戦は、大岩ジャパン発足後、最多失点での敗戦となったが「負けたんですけど、やりたいことも非常によくできていて、点差はつきましたけど、その厳しさも含めて、いいサッカーをやっているだけでは勝てないっていう認識を選手もしたと思うし、本当に非常に実りのある試合だったのかなというふうに思います」。攻守において連動していくというチームのコンセプトをしっかりと選手が体現していたことを評価した。
これまでは欧州遠征やアジアでの戦いで経験を積んできた。過去の相手とは異なるタイプの相手と、このタイミングで試合をしたことに価値があった。
「我々がどう戦うかっていうことの方にずっとフォーカスしてきているので、相手がどこであろうと、しっかり意図的に攻撃をすることであったり、守備のところでの厳しさだったりっていうのは、どの国と対戦するときもやっていかなきゃいけない」
大岩ジャパンは、バーレーンで行われたAFC U-23アジアカップ予選からほぼ休みなく活動した。9月3日にバーレーンに出発し、13日に帰国すると、1日だけホテルでオフを挟み、選手を入れ替えて16日に中国・杭州のアジア大会へ。韓国との決勝を終えて、10月8日に帰国すると、その日中にアメリカへ飛んだ。
実に46日間の長旅となった。大岩監督は、選手以外にもコーチングスタッフ、メディカルなど裏方スタッフも含めて結束が強まったことを収穫として挙げた。「スタッフの1カ月半の働きぶりっていうのはすごく評価しているし、我々がまた1つ、つながりが強くなった。この3遠征? で、グループとして、チームとしての一体感が、高まったんじゃないかなっていうふうには思います」と手応えを示した。
11月18日には、大岩監督の地元、静岡でU-22アルゼンチン代表と対戦する。大岩ジャパンにとって国内で初の試合となる。「当然、我々の積み上げをそこに持っていくっていうのもそうですし、逆算すれば、もう我々の活動がどんどん限られていくので、次の活動のためにいい準備をしたいなと思います」と気を引き締めた。パリオリンピックへの歩みを着実に進める。

