サッカー日本代表(FIFAランキング18位)が31日、東京・MUFG国立で、アイスランド代表(同75位)と国際親善試合で対戦する。W杯北中米大会(6月11日開幕)前、国内最後の試合。森保一監督(57)は、22年W杯カタール大会から3年半の積み上げを示すとともに、本大会への機運を高めることを誓った。
◇ ◇ ◇
あえて三笘の思いは背負わない。背番号「7」のMF田中碧(27=リーズ)は5回「彼」と繰り返した。「彼の分までと言うつもりはない。W杯に出られないのは、自分では理解できないほどの感情だと思う。簡単に彼の分までと言えない。優勝することで彼のためになるかと言うと別の話で、彼の悔しさは消えない。彼が復活するのをゆっくり待って、また一緒にピッチでできればいい」。負傷で選外になった1学年上の先輩への思いを明かした。
負傷直後も、背番号の発表前後も電話でやり取りした。「お前しかいないだろう」と託された。これまでは「17」が主で、「7」を背負ったことはない。「似合わないのは分かっている」と少し笑った。ただ関係性の深さは自覚する。小学生時代の神奈川・さぎぬまSCからプレーし、日本代表にのぼりつめた。彼の背番号は「逆に誰がつけるの? という感じ」と誇りを見せた。
前回大会はスペイン戦で「三笘の1ミリ」からゴールを決めた。アシストしてくれた先輩は今回はいない。「決まった以上、ああだこうだ言う必要もない。自分のやるべきことに集中してやればいい」と自分だけを見つめた。新7番に、思いは託された。【飯岡大暉】


