U-17(17歳以下)ワールドカップ(W杯)インドネシア大会で16強入りした同日本代表が22日、羽田空港着の航空機で帰国した。

7月のアジアカップでMVPと得点王をダブル受賞したエースFW名和田我空(17=神村学園)は「やりきったっていうよりは、やっぱりすごく悔しさが残る大会でした。すごく悔しい気持ちはありますし、でも時間がたって、少し次に向けて1歩踏み出さないとなと思いました」と率直な思いを明かした。

決勝トーナメント1回戦のスペイン戦で同点ゴールを決めたが、大会を通して自分の力不足を痛感したという。「この大会では本当に自分のウイークポイントっていうところで、すごくこれから向き合っていかないといけないかなと思いました」。

守備の部分やプレーの激しさが世界の基準に達していなかった。初戦のポーランド戦には出場したが、第2戦、3戦と出番がなかった。先発復帰したスペイン戦では、得点こそ決めたものの、相手選手の守備意識の高さに度肝を抜かれたという。スペイン1部バルセロナで得点も決めているFWマルク・ギウ(17)を例に挙げて「誰よりもやっぱ守備はしますし、攻撃で違いを出すだけじゃなくて、誰よりも献身的に走ってっていうところを目の前で見て、自分に足りないところだなと思いました」と危機感。森山佳郎監督からもその点は指摘されたといい「これから本気で向き合っていかないと、この先プロの舞台に出たときに、自分が一番後悔すると思いました」と決意を口にした。

スペイン戦で見せたミドルシュートのように、キックの質は世界レベルであることは証明した。自身でもそこは手応えを得たという。ただ、夢のイングランドやスペインでプレーするには、自分のウイークポイントを改善することが必要だ。この悔しさを原動力に、残留争い中のプレミアリーグ終盤戦や全国高校サッカー選手権を戦い抜く。「W杯を経験した選手として、W杯の強度だったり、雰囲気だったりっていうのをしっかりとチームに還元して、プレミアだったり選手権で本気でチームを勝たせる選手になれるように頑張りたいです」。一回りも二回りも大きくなって次のステージで輝く。【佐藤成】