森保一監督(55)がベトナム戦で日本代表の歴代最多となる74試合目の指揮を執り、初の10連勝を達成した。

18年7月に就任。1960年代と70年代に監督を務めて日本協会会長も歴任した長沼健氏の73試合を抜いた。同時に歴代最多だった勝利数も51に伸ばした。

相手は02年のワールドカップ(W杯)日韓大会で日本を決勝トーナメントに導いたトルシエ監督。日の丸を背負い、50試合を指揮した大先輩からの逆転勝利で記録を更新。「トルシエ監督が組織的に、個の良さを発揮する戦い方を構築されていた。アジア杯に簡単な戦いはないぞと教えてくれた初戦だった」と感謝を忘れなかった。

セットプレーから2失点し、一時は1-2とリードも許した。「まさに2チャンスで失点してしまった」と猛省も「この痛い思いを修正すれば、より勝つ確率を高められる。修正して次から勝つ確率をより高められるようにしたい」と次戦以降を見据えた。