日本サッカー協会(JFA)田嶋幸三会長(66)が23日、4期8年の任期を終えた。

同日、都内で行われた評議員会で、会長候補者の宮本恒靖氏(47)が理事に承認され、直後に開かれた臨時理事会の互選で会長に就任した。

臨時理事会後、8年間の任期を振り返った田嶋氏は「災害も含めていろんなことがあった。在任中に“代表が強くならないといけない”と言い続けてきた。18年W杯の2カ月前にハリルホジッチ監督を西野さんに交代した。普通はやらないことだが、強い代表じゃないといけないという信念があったから。サポートした結果、コロンビアに勝ち、ベルギーといい試合ができた。ここで結果を出せなかったら、今の私はないと思っている」と話した。

また東京五輪にも触れ「当時、技術委員長だった西野さんとしっかり話をして森保監督と決めた。その時に次のA代表監督は森保監督と話をしていた。18年ロシアW杯が終わって西野監督の継続を考えながら、最後は森保監督就任となった。予選で最初にオマーン戦があって、サウジアラビアに負けた。でも森保監督を信じて予選を戦った。すべては日本代表を強くするための選択だった」と振り返った。

また中止になったW杯アジア2次予選の北朝鮮とのアウェー戦に触れ「日程上、試合を組み直すことはできない。今後、どうするかはFIFAの規律委員会で決めるものだと思います」と話した。