【ドーハ21日=佐藤成】サッカーU-23(23歳以下)日本代表が22日、パリオリンピック(五輪)切符が懸かるアジア最終予選兼U-23アジアカップ(杯)カタール大会第3戦韓国戦に臨む。

チームはドーハ市内で冒頭15分以外を非公開にして、ホテルでコンディション調整したDF関根大輝(21=柏レイソル)を除く22人で最終調整した。

チームはUAE戦翌日の20日にオフをとり、この日の活動を経て韓国戦に向かう。大岩剛監督(51)は、「こちらに来てもう2週間経ちますので、そういう意味でも少しリフレッシュをして、気持ち新たにという今の状態だと思います」とコンディションの良さを強調した。

韓国とは、勝ち点で、総得点、総失点で並んでおり、勝った方が首位突破を決める。「もちろん目の前の試合にしっかりと勝利を収めるという準備をしたいと思いますし、それを踏まえて今後の我々の戦い方も整理していきたいなと思いますね」と1位での決勝トーナメント進出に照準を合わせた。

もし90分間で引き分けだった場合は、リーグ戦ながらPKにて決着をつける。「想定内にしながら、まずは90分でしっかり勝利を収めることにフォーカスしたいなと思います」とうなずいた。

注目の集まる日韓戦。若い選手たちへのアプローチを問われると「こちら側があえて言わなくても選手たちは非常に意識をせざるを得ない相手」と回答。続けて「その中で、我々のやるべきことをしっかりとピッチの上でやるということ、それが韓国であろうがどのチームであろうと、まずそれを優先しながらピッチに入ったらやはり熱くなると思いますので、冷静にいろいろなことを想定しながら、今後も含めていろいろな条件が重なってきますので、そういうところも注意しながらゲームに入りたいなと思います」と気を引き締めた。