なでしこジャパンが、格下のニュージーランド(NZ)に2-0で勝った。前半47分にFW田中美南が先制し、後半2分にはセットプレーから得点した。相手を圧倒しての勝利をどう捉えるか。

最初の疑問は、何でお金を掛けてスペインまで行って、対戦相手がNZなのかな。これでは、わざわざスペインに行く必要ないんじゃないの。百歩譲ってフランスでNZとの対戦なら、土地に慣れたいのかな、とも思えるけれどね。

2番目の疑問。テレビ局とは十分に交渉したのかな。夜11時キックオフで対戦相手がNZ。どの放送局も手を挙げないよ。ラグビーのNZ戦ならどの局も飛び付くけどね。視聴率も取れず、スポンサーもつかないはずの時間帯と対戦カードで、テレビを付けることが腕の見せどころなのにな。

日本サッカー協会(JFA)は仕方なく、ユーチューブの「JFA TV」で映像を流した。パリ五輪まで2カ月を切り、メダルの可能性があるなでしこの試合なのに、こんな売り込みでいいの? 「31年に日本に女子W杯を呼ぶ」と力強く宣言した、宮本恒靖新会長の気迫はどこにいったのかな。

最後の疑問。なんであんなに暑いのに、池田太監督はベストを着たのかな。いつもの服装だけど、暑いでしょう。まあ、エレガントだね。次もNZ戦。3日夜11時キックオフで、同じく「JFA TV」で映像だけ流れる。パリ五輪に向け、多くの人に見てもらいたいね。監督のベスト姿を確認するのもお忘れなく。

(日刊スポーツ評論家)