サッカー日本代表の森保一監督(55)が8日、ドイツで行われているUEFA欧州選手権(EURO2024)の視察から帰国し、羽田空港で取材に応じた。
現地では10試合を視察。22年FIFAワールドカップ(W杯)カタール大会の1次リーグで撃破したスペインとドイツが対戦した準々決勝が印象に残っているといい「お互い力のあるチームで事実上の決勝戦と言われているような戦いで、激しく厳しく高い戦術、技術をもって勝利のために戦うという、全力を出し切るというところを見させてもらった」と振り返った。
両国とも10代や20歳前後の若手が活躍していた。「若い選手が世界のトップトップで出ているということを中学生や高校生の選手たちが、自分たちが中学生、高校生になったではなくて、ジュニアユース、ユースではなくて、既にクラブではトップチーム、世界で国を代表してトップトップで戦っているということを人ごとではなく自分もできるんだと思って目標にもって成長してほしいですね」と要求。育成とトップの連携強化の必要性を訴え、「いい選手はたくさんいると思うので、より世界のトップで戦えるような選手がたくさん出てくるといいなと思う、できると思う」とヤングスター登場を待ち望んだ。
7月開幕のパリオリンピック(五輪)で、日本は24歳以上の特別枠オーバーエージ(OA)を活用せず、23歳以下の若手メンバーだけで挑む選択をした。「ルールの中でベストのチームを作って戦うというのは育成年代の、五輪のところではやっていかなければいけない」と理解を示し、「今回のベストがOAがいないで戦う選択になったと思う。ベストの選択から結果を出してもらえれば」。
さらに「チームの成績ももちろんですけど、選手個々の成長がまた選手のキャリアにもクラブにも、そして日本のサッカーにもプラスになると思う」と期待。「素晴らしい五輪という舞台を経験できる選手にはチャレンジしてもらいたい」とエールを送った。【佐藤成】

