日本代表(FIFAランキング15位)FW中村草太(22=広島)が香港代表(同153位)戦で、代表初出場戦初ゴールを奪った。後半開始から出場すると、5-1の後半追加タイム3分に相手陣を個人技で切り裂いた。6-1の大勝に貢献し、1年後に迫るW杯北中米大会メンバー入りへ、アピールに成功した。

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広島のワンダーボーイが期待に応えた。試合終了が迫った後半追加タイム3分、相手陣で味方が奪ったボールを受けると中村が前を向く。一瞬で1人を置き去りにすると、スピードをグングン上げて相手ゴール前に進入。さらに相手DFの股を抜いてペナルティーエリア内まで入ると、DF2人に囲まれながら左足を振ってゴールネットを揺らした。見事な独力突破で完結させた。

「自分の武器が1つ出せたことはよかった。ただ相手も相手だし、結果というところはよかったが、他の戦術のところはもっともっと成長が必要」

高い目標があるから、満足感よりも悔しさが勝った。同僚のFWジャーメインが前半だけで4得点。自身はスタメンを逃し、5-1の後半スタートから投入された。「緊張はなかった」と積極的にプレーするも攻撃は停滞。同28分にはMF大関の絶妙な浮き球に飛び出して絶好機を迎えるも仕留めきれなかった。「与えられた戦術、役割をうまくできなかったことが悔しい。崩し、組み立て、立ち位置というところを含めてシャドーだと少し物足りない」と唇をかんだ。

強い向上心が持ち味だ。明大時代は関東大学リーグで史上初の2年連続で得点王とMVPを獲得したストライカーだったが、広島ではウイングバックでの起用も多い。それでもスピードと献身性をみせて選手としての幅を広げた。「個人の結果はもちろん、チームとしてのやり方はアジャストしていきたい」。1年後に迫る「夢」のW杯出場へ、貪欲なアタッカーが結果を求め続ける。

【日本代表】初戦は香港に6発快勝 ジャーメインが4得点 E-1選手権/ライブ詳細