日本代表が7カ月後に迫る大舞台へ、本番仕様で年内最後の活動に向かう。

6日、都内で国際親善試合(14日ガーナ戦=豊田ス、18日ボリビア戦=国立)に臨むメンバー26人を発表した。率いる森保一監督(57)は、ベテランDF長友ら活動中に開催される天皇杯出場組の招集を回避し、新戦力3人を選出。これまでは非常事態に備えて27人を呼ぶことが多かったが、今回はあえてW杯のベンチ入りと同じ26人に絞った。本大会でポット4相当に入りそうなアフリカと南米相手に勝ちきり、25年を締めくくる。

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来年6月開幕のW杯北中米大会へのカウントダウンが始まる。4年に1度の大舞台のメンバー発表まで、国際マッチデーは今回と欧州遠征が見込まれる来年3月シリーズの2回のみ。来春は欧州遠征が見込まれており、ケガ人や同時期に開催される天皇杯準決勝組を除いたメンバーで2連戦に臨む。貴重なテストの機会へ森保監督は「勝利を目指すことをまず第一にチーム全体の強化、成長ができるように活動していきたい」と意気込んだ。

W杯メンバー発表までは残り4試合。選手の見極めとチーム強化の両輪で進める。この2試合は24年3月から呼び続けてきたベテラン長友が天皇杯出場のため不在。その経験値と熱量で、24年1~2月のアジア杯カタール大会での惨敗から日本をよみがえらせた鉄人の影響力は計り知れないが森保監督は「佑都がいない中でチームがどのようにモチベーションを保ち、上げていくか。いないからこそ逆にいろんなことが見える。全ての選手がリーダーシップをここで発揮してもらういい機会になる」とチームの進化に期待を寄せる。

選出人数も本番を想定した。アジア最終予選などはイレギュラーを考慮して、27人を呼んでいたが、今回はW杯登録枠の26人に。「プラスアルファで戦うよりも、W杯も26人でベンチ入りするのでそこに照準を合わせた」。

そして本大会を見据え、勝ち癖をつける2戦とする。9~10月は同等か格上相手との力試しで1勝2分け1敗。日本はFIFAランキングは19位で、12月5日の抽選会ではポット2に入ることが有力。すでに出場を決めているガーナ(同73位)、来年3月のプレーオフに回るボリビア(同76位)は日本より下のポットになる可能性が高く、本番の1次リーグでは確実に勝ち点3を拾う必要がある相手に相当する。「より確実に勝利にこだわって、自信を積み上げていけるようにできれば」と位置づけた。

森保監督はボリビア戦で代表指揮通算100試合を達成する。「監督就任1試合目から同じ気持ちでやってきて、これからも変わらない気持ちで長期的なビジョンを持ちながらも目の前の1戦1戦に全力を尽くしたい」。記念マッチを勝利で飾り、W杯イヤーを最高の形で迎える。【佐藤成】

◆W杯組み合わせ抽選 26年北中米3カ国大会の組み合わせ抽選会は12月5日にワシントンで行われる。詳細は後日発表となるが、参加48カ国が直前のFIFAランキング上位から順にポット1~4に分けられ、ポット1はメキシコ、カナダ、米国の開催3カ国と同ランク2位アルゼンチン、4位イングランドなどの上位9カ国の計12カ国が入る。4チームずつとなるA~L組の1次リーグはA組にメキシコ、B組にカナダ、D組に米国が入ることが決まっている。19位の日本はポット2に入ることが確実な状況。同じポットの国は同組にならず、13位コロンビア、15位ウルグアイなどとの対戦は避けられる。

○…森保監督がガーナ戦から着用する代表新ユニホームに心を躍らせた。青を基調とし、胸元は日本を囲む空と海から成る水平線をダイレクトに想起させる、モダンなデザイン。お披露目されたウエアを横目に「我々にとってもモチベーションが上がる。チャレンジの背中を押してもらえるユニホーム」と笑顔。「日本の文化を含めて世界に認識してもらう、世界に認めてもらうことをやっていければ」と力を込めた。

【日本代表】新ユニお披露目 コンセプトは「水平線」11月14日ガーナ戦から着用