ヴィッセル神戸の主将FW渡辺千真(30)が、ガンバ大阪のU-20(20歳以下)日本代表MF堂安を警戒した。

 中断明けの17日G大阪戦(ホーム)に向けて14日は、神戸市内で非公開練習。渡辺はU-20W杯で大活躍した18歳を「ボールの持ち方もうまいし、左足はいいキックを持っている。味方を使いながら自分もシュートを打つ。嫌な選手」と要注意人物に挙げた。

 神戸はDF岩波やMF藤田ら主力の負傷者が続出。台所事情は厳しいが、総力戦で乗り切る。渡辺は「普段出ていなかった選手にとってはチャンス。チーム力は落ちることないと思う」。現在8位だが3位G大阪とはわずか勝ち点2差。勝てば一気に上位へ食い込む可能性もあり、主将は「相手は乗ってこれば、たくさん点を取ってくるチーム。しっかり守ることが大事になってくる」と冷静に分析した。

 「阪神ダービー」ではなく「神阪ダービー」と銘打った一戦。入場券は完売目前で満員の2万5000人以上の入場者が見込まれている。7月6日には新加入する元ドイツ代表FWポドルスキの来日も決まっている。