清水エスパルスの頼もしいセンターバックが帰ってくる。14日、清水三保グラウンドで次節アウェーセレッソ大阪戦(17日)に向けた練習を行い、DF犬飼智也(24)がフルメニューを消化した。

 副主将の犬飼は、5月14日のホーム鳥栖戦(1-1)で左膝骨挫傷と膝窩筋腱(しっかきんけん)を損傷。全治4週間の診断を受けていたが「若いので」と予定より早く練習を再開し、5日のサテライトリーグ広島戦(2-1)で先発に復帰した。「もういけるかなという感覚。サッカーをしながら(試合の)感覚を戻せればいい」と話した。5月20日のアウェー浦和戦(3-3)で右足甲を痛めたDF二見宏志(25)も復帰しており、センターバックの主力2人が次節そろう見込み。チームは8戦勝ちなしの苦しい状況。犬飼は「勝ちがほしい。勝って自信をつけたい」と悪い流れを断ち切る。【保坂恭子】