鹿島アントラーズが3-0で北海道コンサドーレ札幌に快勝し、大岩剛監督就任後、2連勝とした。

 前半2分、右サイドでボールを受けたMF中村充孝がフワリとゴール前に浮かせたクロスに、ファーサイドに走り込んだDF山本脩斗が頭で押し込み先制した。同15分には再び中村がクロスを上げると、中央でFWペドロ・ジュニオールが右足で合わせた。同30分にもペドロ・ジュニオールがMFレアンドロのスルーパスに抜け出すと、相手GKとの1対1を右足で冷静に流し込んで追加点。DFブエノやGKクォン・スンテなどの子ども誕生も、仲間を集めてゆりかごパフォーマンスで祝福した。

 札幌もFW都倉賢がヘディングシュートを放ったが、惜しくもゴールわずか右に。FWジュリーニョも右サイドから好機をつくるも、鹿島の日本代表DF昌子源に封じられた。後半25分にはジュリーニョが左足で強烈ミドル、こぼれ球につめたFW金園英学のシュートもGK曽ケ端準体を張って止められた。

 鹿島は左太もも肉離れで戦列を離れていたMF遠藤康が、約1カ月ぶりに途中出場でピッチに立った。今週からは左膝半月板を手術したMFレオ・シルバも練習復帰。FWペドロ・ジュニオールは「勝ったことが一番うれしいこと。その中で、得点できたことは良いかたちだった」と、2万826人のサポーターと喜びを分かち合った。