ガンバ大阪が辛勝した。

 序盤から試合が動いた。前半9分、G大阪の日本代表MF倉田が約45メートルのロングパスを6試合ぶり先発のFWアデミウソンへ通した。アデミウソンが左サイドから中央へクロスを入れたところ、オウンゴールを誘発。ラッキーな形で先制した。

 1点を追いかけるベガルタ仙台は同24分、MF西村の折り返しを受けたMF三田が強烈な左足シュートを放つも、相手GK東口の好セーブに阻まれた。同40分にも途中出場のDF蜂須賀がミドルシュートを枠内に飛ばすも、G大阪の日本代表GKに止められた。

 後半は仙台が攻め続けるも、G大阪がワンチャンスで仕留めた。同25分、途中出場のMF藤本からアデミウソンが中央へ低い右クロスを送ると、フリーのMF井手口が右足シュート。これがゴール右に決まり、追加点となった。

 だが同34分、仙台が反撃に出る。西村のゴールで1点差に迫ると、1分後にゴール前の混戦からDF大岩が右足で決めた。

 2点差を追いつかれたG大阪は後半46分、藤本のFKからDFファビオのヘディングシュートで勝ち越しに成功。2試合ぶり勝利を何とか手にした。