七夕に、白星の願いを込めた。清水エスパルスは7日、リーグ後半戦スタートとなる今日8日ホーム・ガンバ大阪戦に向けた最終調整を清水三保グラウンドで行った。

 リーグ2試合連続で先発出場が決定的なFW金子翔太(22)は、短冊にチームの目標「一桁順位!!」をしたためた。現在13位で、順位を上げるには勝利を重ねるしかない。今節は主将のFW鄭大世(33)が出場停止。FWチアゴ・アウベス(24)は左足首を痛めて別メニューと、今季初めて主力2トップを同時に欠く試合で、リーグ2得点の金子は「(順位の)上を見て、食らいついていきたい。そのままスタメンを取る気持ちで、ここで勝って波に乗りたい」と話した。

 攻撃の切り札として途中出場が濃厚なFW北川航也(20)は、短冊に「結果」の2文字で決意を表した。今季リーグ戦は無得点で「まず結果が大事。気持ちで負けないようにしたい。勝てばいいモチベーションで後半戦に臨める」と言った。クラブにとっては、25周年記念マッチ。G大阪は、09年7月11日(万博・4-1)以来12戦未勝利と苦手な相手だが、ホームで悪い流れを断ち切る決意だ。【保坂恭子】