鹿島アントラーズが3-0でヴァンフォーレ甲府に勝ち、2位をキープした。大岩剛監督就任後、6勝1分けで、7戦負けなしとした。

 序盤はMFレアンドロのシュートなどで攻勢に出たが、前半42分にはDF山本脩斗のヘッドがクロスバーに阻まれるなど不運もあった。だが、後半1分、エースFW金崎夢生が決めた。レアンドロとのワンツーパスでゴール前左サイドに抜け出すと、左足でシュート。相手GKのニアサイドに先制ゴールを決めた。

 同17分にはFW鈴木優磨が金崎の左クロスを右足ボレーで合わせて追加点を挙げた。22日の国際親善試合セビリア(スペイン)戦での2得点に続く、2戦連発。ゴール後のCロナウド(Rマドリード)をまねたパフォーマンスも2試合連続で披露した。終了間際には高卒新人のFW安部裕葵がリーグ戦初ゴールを奪った。

 甲府は決定機を外し続け、J1ワーストとなる6試合連続無得点。10戦勝ちなしは、クラブワーストを更新した。後半14分にはMF新井涼平のヘディングシュートはGK正面。同20分にはMF兵働昭弘のFKをDFエデル・リマが頭で合わせた。同27分にはFWドゥドゥの右クロスをFWウイルソンが体で押し込むもポストに阻まれた。同33分にドゥドゥがGKと1対1になっても外した。好機は何度も得たが、決定力不足は深刻な状況だ。