ヴィッセル神戸に新加入した元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ(32)が、リーグデビュー戦でいきなり2得点を決めた。

 0-0の後半4分、ペナルティーエリア外の中央でボールを受けると、振り向きざまに左足を振り抜いた。ボールはゴール右隅へと突き刺さる先制点。会場は大歓声に包まれた。

 さらには同点に追いつかれた同17分、右クロスに競り勝ち、ヘディングシュート。ゴール左下にボールが吸い込まれ、2点目を挙げた。ゴール裏のサポーターへ派手にガッツポーズを決めたポドルスキに、場内は再び大歓声。その後で一瞬静寂に包まれるほど、突然の“ポルディ劇場”に衝撃が走った。

 22日にはプレシーズンマッチの仙台戦で前半のみ出場し、実戦デビュー。そこから1週間で、フル出場を果たした。チームを2連勝に導いた世界的スターは「勝利が一番うれしい。さらに(自分で)2点取って、何より勝ち点3。最高のスタートが切れた」と充実感を漂わせた。