北海道コンサドーレ札幌は休養日明けの2日、札幌・宮の沢で全体練習を行い、攻守に分かれての練習やミニゲームなどで汗を流した。ワールドカップ(W杯)ロシア大会アジア最終予選のため、リーグ戦が中断。現在7試合連続でベンチ入りしているDF進藤亮佑(21)は、日本の6大会連続W杯出場に貢献した同世代の活躍に「刺激になる」と発奮した。

 8月31日のオーストラリア戦で、日本のW杯出場を決定づけるゴールを決めたG大阪MF井手口と同じ96年生まれ。高3時の3年前には、U-19日本代表としてベトナム遠征をともにした。「あの顔なので初めて会った時は怖かった」と苦笑いも「ボールを取りに行く時の強さや迫力はものすごい。ずっと世代のトップにいた選手。悔しいというより、うれしい」と喜んだ。

 自身は今季初のJ1で5試合に出場。0封勝ちした先月26日のホーム仙台戦では、後半途中に出番がやってきた。「DFとして最後を締めるのが自分の役割。ロングボールをしっかりはね返すのが持ち味。先発ではないので満足はしていないけど、練習からしっかりアピールしていきたい」と、定位置取りへ意気込んだ。【中島宙恵】