川崎フロンターレは9日、ホームでリーグ2位の横浜マリノスと対戦する。チームは8日、神奈川・川崎市内で調整した。

 横浜は現在、5試合連続無失点中で14戦無敗と堅守が光る。最終ラインをけん引するDF谷口彰悟(26)は「相手は自信を持って戦っている。我慢比べの展開になる。カウンターのリスクマネジメントは僕たちの仕事。粘り強く戦えれば」と話した。

 今季は、東京戦で移籍したFW大久保嘉人の移籍初ゴール、甲府戦では新加入のFWリンスに初ゴールを献上するなど、相手のエースに「記念弾」を献上している。横浜のエースFW斎藤学は今季はまだ無得点だけに「間違いなく相手の中心選手。やらせないようにしたい」と警戒した。

 6月の横浜戦はアジア・チャンピオンズリーグと並行して戦った連戦の疲労もあり0-2で敗れたが、今回は3日のルヴァン杯・東京戦から中5日。万全な状態でホームで迎え撃つことになる。谷口は、守備での無失点のほか、セットプレーでの得点に意欲を見せ「相手のセンターバックは高さも強さもある。そういう相手から、セットプレーで点が取れれば、自分に自信がつくと思う」と対決を心待ちにしていた。