ジュビロ磐田MF中村俊輔(39)が、移籍後公式戦2度目となる古巣戦に先発したが、チームを04年以来の4強に導くことはできなかった。

 前半ロスタイムにブレ球FKでゴールを脅かすと、後半15分にはMF川辺駿(22)とのパス交換からループを狙った。予定していた「60分」を超える76分間の出場で、チーム最多タイ3本のシュートを放ったが、無得点に終わった。

 チームも相手を上回る17本のシュートを放ちながら1点が遠く、後半36分のオウンゴールで惜敗した。それでも、中村俊は「試合の入りも良く、そこで点が入れば良かった。やるべきことを表現できていたと思うし、チームとして得たものは大きい」と、収穫を強調した。

 29日にはリーグ戦で再び横浜F・マリノスと対戦。古巣からの初勝利を狙う。