川崎フロンターレは23日、神奈川・川崎市内の練習場で法政大と練習試合(30分×3本)を行い、4-0で勝利した。1本目は主力で挑み、MF中村憲剛のFKからDF谷口彰悟がネットを揺らし1-0。2、3本目は、東京五輪世代のFW三好康児、DF板倉滉が存在感を発揮し、三好はドリブルでの仕掛けや裏に抜ける動きなどを駆使し2得点とアピールに成功した。

 三好は「得点に絡めた部分はあったけど、もっと点が取れた」と反省を口にし「リーグ戦ではこんなにチャンスは来ない。チャンス1本で決めるぐらい、シビアに精度を上げていかないと」と話した。10月14日の仙台戦から3試合連続で先発したが、18日のG大阪戦は出番がなかった。次節は29日の浦和戦で、中2日で最終節の大宮戦を迎えるだけに「連戦の部分で必ず全員の力が必要になると思う」と次節を見据えた。

 また、板倉は2本目で中盤の底を務め無失点に貢献。好機では積極的に攻撃エリアに走り込み「もっと縦パスも入れられる状況もあった。もっとこれから周囲を見る回数を増やして修正していかないと」と話した。