柏が後半にMF大谷秀和(33)が挙げた1点を守りきり、今季最終戦を白星で飾った。

 下平隆宏監督(45)は「4位を獲得するために意味のあるゲームだったと思います。3試合連続で完封と、本当に守備陣は耐えてくれましたし、攻撃陣はしっかりと点をとってくれたので、よかったと思います」と評価した。

 勝ち点62の4位でリーグ戦を終え、開幕当初の目標であった勝ち点60も達成した。今シーズンの総括について「まずは目標としてACLに出るということを考えていました。出場圏内の3位以内となるのに必要な勝ち点は60じゃないかと。シーズンが終わり、勝ち点62まで届いたのはよかったと思うんですけど、ACL出場権獲得に至らなかったことは残念に思います」と話した。

 それでも勝ち残っている天皇杯で優勝するか、同じく勝ち残るC大阪が優勝すればACL出場権を得ることができる。下平監督は「リーグ戦は終了しましたけど、まだまだチームの伸びしろはあると思うので、足りないものは追求して、できているものは伸ばして、結果として日本一なれればと思います」と意気込んだ。