今季から柏レイソルに加入したFW瀬川祐輔(23)がスーパーゴールで会場を沸かせた。1点をリードして迎えた後半30分、右サイドライン近くで受けたFW伊東純也(24)のパスにダイレクトで右足を一振り。鋭いスピンがかかったボールがゴール左隅のサイドネットに突き刺さった。キーパーの位置は見ていなかったといい「J(伊東)が絶対(パスを)落としてくれると思った。ダイレクトでファーに入れようと思って蹴ったら、入りました」と喜んだ。

 大宮アルディージャから今オフに柏に移籍。ディフェンスラインの背後を突く動きにうまさがあり、この日も後半23分からFWクリスティアーノに代わって途中出場すると、鋭い動きだしで何度もチャンスに絡んだ。下平隆宏監督(46)は試合後に「スーパーなゴールを決めてくれた。オフザボールの動きがいいし、今日もうまくボールを引き出してくれた」と称賛した。

 結果的に4得点して大勝したが、瀬川は「ボールを受けてワンタッチで返してコンビで崩すところとかがまだ自分には足りない。連携面と個人的な技術を上げていきたい」と課題も口にした。チームは今後、13日にACLの1次リーグ初戦の全北現代(韓国)戦を戦い、25日にJリーグ開幕を迎える。